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立華だより 2025年7月
“自分の力”でできたことを“褒める”…
園の自由遊びや幼稚園部預かり保育の外遊びの時間に園児さんから「園長先生、(雲梯/うんていを渡るのを)手伝ってください」とお声が掛かります。足を持ったり、腰などを支え園児が渡れるように手助けをします。最後まで渡れると「できたねー、最後まで行けたねえ」と言うと、園児は嬉しくなり「もう1回!」と順番の列に並びます。
何回か手助けをして「自分の力で渡ってみようか?」と私は言います。「無理だよー」と言いながらもある子は挑戦してみまます。はじめの手前の棒につかまったら最後まで渡るまで8つの棒を掴まなくてはなりません。
「やるぞ!」と渡りはじめます。1つ、2つ…. 止まります。
「怖いなら言ってね」と声を掛けると「怖い」とだっこして下ります。「ほら、自分の力で2つ渡ったよ。凄いね●●さん」、
「もう1回やってみる?」と尋ねると「うん!」と次へチャレンジします。間もなく半分の4つまで進み、6つ・7つのあと一歩のところまで、ここまでくると「最後まで行く!」となりますので、次は渡り切ります。渡ったら手でタッチして喜び合います。
私は「自分の力で渡ろう!」と思った、その気持ちを大事にしたいと思っています。「できないよー」と諦めてしまうこともダメではありません。「(今は)できない」と思うからであって、「(自分で)やってみる」となるまで手助けをしていきたいと思います。
次に、自分の力で2つ進んだ… このことを褒めたいと思います。下りてから雲梯の棒を見上げて「はじめのここ(スタート地点)からここ(2つ目)まで来たよ、凄いじゃない!」と。「ここまでくると半分だよ」と、「次はここまで目指してみよう!」と。
このように、園児が“自分の力”でできたことは、褒めたいです。「ほら、ここまできたよ」、「できたじゃない!」それらの言葉から子どもたちは自己肯定感、“自信”に繋がることを願ってです。
今年も猛暑予報が出ています。外活動は熱中症予防に務め、
十分に注意しながら活動をしていきます。(菊田)
